吹浦海禅寺21代寛海和尚が、日本海の荒波で命を失った漁師諸霊の供養と海上安全を願って造佛を発願し、1864年(元治元年)に自身は近村から酒田まで托鉢をしながら地元の石工たちを指揮、5年の年月をかけて明治元年22体の磨崖仏を完工しました。
16の羅漢に釈迦牟尼、文殊菩薩、普賢の両菩薩、観音、舎利仏、目蓮の三像を合わせて22体。これだけの規模で岩礁に刻まれているのは日本海側ではここだけといわれ、歴史的にも貴重な資源です。
眺望台には歌碑や句碑がありすばらしい夕日や飛島が望まれる名所です。
こちらもご覧ください。→ やまがた景観物語
毎年7月下旬には、十六羅漢まつりが開催され十六羅漢岩の前で海上安全祈願式典が行われます。
また、この時期にあわせて夜間はライトアップが行われます。
歌碑・句碑のご紹介
◎芭蕉「おくのほそ道」の句碑
あつみ山や 吹浦かけて 夕涼み
◎歌碑「母川回帰」 作者 齋藤 勇(酒田市生まれ)
冬来れば 母川回帰の本能に 目覚めて愛し 鮭のぼりくる
◎歌碑「鳥海の鳥曇り」 作者 佐藤 要人(最上郡生まれ)
吹浦も 鳥海山も 鳥曇
所在地 | 山形県飽海郡遊佐町吹浦字西楯 |
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電話番号 | 0234-77-3330「サンセット十六羅漢」 ※お問い合わせは0234-72-5666「遊佐鳥海観光協会」まで |
料金 | 見学無料 |
交通 |
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出羽二見
十六羅漢岩の南側磯場にある出羽二見は、自然が造り出した芸術的景観で、対をなすその姿から夫婦岩とも呼ばれています。両岸に掛けられたしめ縄の真ん中に夕日が見えたらいい事があるかも…。
サンセット十六羅漢
日本海を望む高台にある「サンセット十六羅漢」。
鳥海山の湧き水を使って麺を打ち、トビウオ出汁スープのラーメンが自慢です。
お食事処や特産品がならぶ売店コーナー、日本海に沈む夕日の写真ギャラリーなどがあります。
営業時間 午前9時~午後5時30分(休日、季節により変動あり)