鳥海山のふもとに流れる川沿いの、懐かしい風情を残す桜並木。
遊佐町の田園風景の広がる中山地区には、素晴らしい桜並木があります。
鳥海山に源を発する洗沢川(あらいさわがわ)の、左岸堤防に沿って植えられたソメイヨシノの並木です。
桜は昭和34年(1959年)に皇太子殿下(現上皇陛下)御成婚記念として植えられたもので、その数60本。
現在も58本が残っており、樹齢60年ほどになった桜はいずれも元気で大きく枝を広げています。
ここの桜並木の魅力は、周囲の景観の美しさ。
昨今の川はコンクリートの護岸となっているところが多いですが、ここには昔ながらの石垣の護岸が残ります。
庄内地方らしい黒瓦、黒板、白壁の建物の家並み、目を上げれば雪で真っ白に輝く鳥海山。そして満開の桜。
初めて見るのにどこか懐かしい思いに捉えられる、日本の原風景的な桜並木です。
春の一日を心豊かに過ごすにふさわしい桜の名所です。
開花時期に合わせて「中山河川公園桜まつり」と称し、鯉のぼりの川渡しやぼんぼりの点灯(ライトアップ)を行います。
こちらもご覧ください。→ やまがた景観物語
[見頃] 4月中旬頃
[パンフレット]ゆざ桜廻廊
所在地 | 山形県飽海郡遊佐町直世中山地区 |
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駐車場 | あり |
交通 |
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