山形県は庄内平野の北部に位置する遊佐町は、秀峰鳥海山を境に秋田県に接する県境の町です。
といっても県境に峠やトンネルがあるわけでもなく、海を見ながら国道7号を北上すれば難なく秋田県にかほ市に至ります。
というわけで、にかほ市と遊佐町はお隣同士で通勤する方も多く、鳥海山・飛島ジオパークなど
環鳥海地域として特に観光事業は自治体間連携を日常的に行っています。
令和8年度には、山形・秋田県境に一般国道7号遊佐象潟道路(日本海沿岸東北自動車道)が開通する見込みとなっています。
遊佐町は鳥海山に端を発する月光川(がっこうがわ)が町内を貫流し、秋には鮭が遡上する自然豊かな町です。
近年は「山形県のおでこ遊佐町」としてアピールしています。
冬季は北西の季節風が強く、しばしば地吹雪に見舞われますが、
4月の桜開花で観光シーズンが始まり、年末の鮭の遡上まで続きます。
夏は、鳥海登山・海水浴・キャンプ・夕日まつりと、遊佐町が最も輝く季節です。
町内には鳥海山を起源とする湧水や自噴井戸がたくさんあり、町外から多くの方が水汲みに訪れる町でもあります。
町の公認キャラクターは、地元の中高生が生みの親の「米~ちゃん(ベーちゃん)」です。
- 町の花: チョウカイフスマ
鳥海山山頂周辺の砂礫地に生育するナデシコ科の小型の多年草。夏に小さな5弁の白い花を咲かせます。 - 町の木: クロマツ
町の西側、日本海沿いの庄内砂丘に植林され、防風・防潮林として町を飛砂・塩害から守っています。